今年の郡上の冬は道路には雪がなくホッとしていますが、関東・甲信越方面には大雪による深刻な被害があり心よりお見舞い申し上げます。

ある番組で「日本人は不撓不屈の精神を好む」と話す方がありました。

最近重なる大きな被害の報道の中、そうした精神で力強く立ち向かう人々の姿を感じ勇気づけられます。

半世紀ほど前、日本の若者は自分の車を持つことにステータスをもとめ、わたくしたち製造業も忙しい日々を過ごしました。自動車社会とともに 私たちはものづくりの精神と技術を学び　鍛え上げられてきたと思います。

長い年月をかけて培われてきたものを大切にし　企業も社会の環境（情勢）とともに対応できる力がもとめられています。

今、『不撓不屈の精神』でその技術を生かし次世代に向けて大きなチャンスをいただいています。

私たちは２０１４年８月ISO９００１・JISQ９１００の取得と、さらには航空宇宙産業ｸﾗｽﾀｰ形成特区認定に向けて奮闘中です。

ものづくりの魅力は、苦労を乗り越えてあじわう喜びです。

何時間もかけ苦労して手掛けた物が一つの形を成し部品として命を宿します。そして大きな大空、社会に向けてその役割を果たします。

車社会となって久しい現在、自動車と関わりを持たないことなどほとんどなく、安全が当たり前の社会です。私たちにとっては　あの車もこの車も、そこには手掛けた人たちの小さな命の集合、技術の結集があります。　　

『いってらしゃい！』　『ただいま！』　毎日の変わりない日常をつないでいます。

この大空に飛んでいるあの飛行機も、ここからは小さくて無いにも等しい部品かもしれない。しかし、紛れもなく任務を果たしている小さな部品があってこそ大空に飛び立っています。

私たちは そこに責任と誇りを感じます。

小さな一つ一つの部品にも皆様の大切な家族を守る命をお預かりしています。

厳しい条件の中でも物を作り上げることの喜びと達成感を感じ、どんな小さなものにも大きな役割があることを知ります。

『私たちの作り上げるものには皆さんの大切な命をお預かりしています』誇りと自信をもって挑みます。